プロモ・アルテ ギャラリー
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Cuban contemporary artist
Nelson Dominguez exhibition
ネルソン・ドミンゲス 展



2008.06.05〜07.11 12:00〜19:00  (月曜休み Closed on Mondays)


プロモ・アルテでは、キューバを代表する画家の一人である「ネルソン・ドミンゲス展」が開催されました。
ネルソンはこれまで「コロニアリズム」「神話と形象」「アメリカの言葉」「捧げ物」等、社会的なテーマを持ちながらも、人間愛に満ちた作品を多数発表して参りました。3年ぶりの来日となった今年は、四国のミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)での個展も盛況のうちに幕を閉じ、さらに約2ヶ月間という非常に短い滞在期間中に、39点にもおよぶ油彩画作品を描き上げています。

 
主催:PROMO-ARTE Latin American Art Gallery
会場:GALERIA-arts space A  (06.05〜06.10)
   PROJECT space      (06.05〜06.10)
   PROMO-ARTE art-lobby (06.05〜07.11)

 
ネルソン・ドミンゲス
1947年キューバ、サンティアゴ・デ・クーバ生まれ。
キューバを代表する美術家の一人であり、日本で最も親しまれているキューバ作家でもある。膨大な量の学習、実践に裏打ちされた作品の完成度は優れた美術家の多いキューバの中でも群を抜いている。今日世界中から様々な分野で注目を集めている「アフロ・キューバン主義」の世界をモティーフに取り入れた作品群は、キューバという国文化形成の要素をすべて含めた集大成と言える。これまで数多くの重要なグループ展や個展が米国、中南米、ヨーロッパ、アジア各国で開催されており、ネルソンの描き出す世界がユニバーサルなものであることを証明している。主要な受賞歴:1972年国際絵画フェスティバル(カンヌ)ナショナル賞、1976年国際木版画ビエンナーレ(チェコスロバキア)大賞、1980年リアリスト作品トリエンナーレ(ブルガリア)絵画部門賞。キューバ文化勲章、アレホ・カルペンティエル勲章受賞。

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<<今回展示されました新作3
2点がご覧いただけます>>
 
 
 

プロモ・アルテギャラリー
外観風景

プロモ・アルテギャラリー
会場風景
 
 

 


展示作品
「平和への道」〜El camino hacia la paz〜 204.3×488(cm)カンヴァスにミクストメディア 



 
 


「昆虫採集」〜Buscadores〜
展示作品

「昆虫採集」〜Buscadores〜

 

「家族の光景」〜Escena familiar〜
展示作品

「家族の光景」〜Escena familiar〜

   
「帰還の抱擁」〜El abrazo del retorno〜
展示作品
「帰還の抱擁」〜El abrazo del retorno〜
「チェへのオマージュ」〜Homenaje a Che´〜
展示作品
「チェへのオマージュ」〜Homenaje a Che´〜
   
「弱き心の宝物」〜El Tesoro del Cimarron〜
展示作品
「弱き心の宝物」〜El Tesoro del Cimarron〜
「かかしの祭り」〜La fiesta del espantapa´jaros〜
展示作品
「かかしの祭り」〜La fiesta del espantapa´jaros〜
   
「母性愛/父性愛」〜Materna y paterna〜
展示作品
「母性愛/父性愛」〜Materna y paterna〜

 

「宇宙の母」〜Madre universal〜
展示作品
「宇宙の母」〜Madre universal〜
   
月夜の防波堤シリーズ「仲間達」 〜Mi gente, Boceto para un maleco´n bajo la luna〜
展示作品
月夜の防波堤シリーズ「仲間達」
〜Mi gente, Boceto para un maleco´n bajo la luna〜
「見せかけ」〜Simulacion〜
展示作品
「見せかけ」〜Simulacion〜

 
 
 
  ネルソン・ドミンゲスの / からの自問

フィデル・カストロが、退陣した。1959年の革命以降、キューバは、カストロとゲバラをセットに「革命」のイメージで語られ続けた。
そこに葉巻、コーヒー、ラムやキューバ音楽などの限られたイメージが付されはしたが、キューバの複雑かつ多様な世界はなかなか認識されてこなかった。
そのようなキューバのイメージを、ここ日本で、様々に広げ、深めるのに美術の力は、少なからず、貢献してきた。その大きな推進力となったのが、ネルソン・ドミンゲスと言うのは過言ではあるまい。彼の個展だけでも?回にもなるし、キューバ関係の主要なグループ展への参加も少なくない。彼の作品を前にするたびに、私たちは、「キューバという国は何なのか」、「自分は何者なのか」というドミンゲスの自問に耳を欹(そばだ)て来たように思う。
ドミンゲスの絵画は、イメージ的、内容的に、20世紀キューバ美術を代表するウィフレド・ラムを、もっとも正当に継承・展開してきたものといえるだろう。混沌としながらも一体化して描かれる繁茂する熱林、そこに生活する人々と生き物、様々な日常の事物には、キューバという風土のさまざまな隠喩や象徴の読み取りや、その描写の手つきに、ラムの系譜を見出すのは筆者だけではないはずだ。キリスト、ミューズ、仮面、貢物、逃亡奴隷などクレオール的なテーマ、ハバナ市民やキューバの家族の生活といった今回の出品作でも、ドミンゲスはキューバ人としてのアイデンティティーをテーマにしている。が、ラムの作品には、引き裂かれたアイデンティティーの葛藤からの救済を求めるような趣を受けるのだが、ドミンゲスの作品には、暗い画面の中で、人々と事物や生き物が互いに触れ合うのを確認しながら、共存している。そこには他者=他事との触れ合いが感触されるのだ。
そのようなドミンゲスだからこそ、遠く、東洋の日本と触れ合いながら、制作を行い続けてきたのかもしれない。異国の地を踏めば踏むほど、ドミンゲスは、島国キューバの生活、風俗、宗教などを再確認し、それが制作に置いて、ますます明瞭化する。それだからこそ、彼の絵は、翻って、日本人のアイデンテファイとは何なのかと、私たちに自問を喚起させるようにも思えてくる。

                                               
                                                 正木基(美術評論家)
 

 

 
 

     ネルソン・ドミンゲス展より新作32点(画像をクリックすると作品情報が見られます)

        

        

        

        

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