プロモ・アルテ ギャラリー
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OSWALDO HIGUCHI & GLADYS FERNANDEZ Exhibition

オズワルド・ヒグチ&グラディス・フェルナンデス展


期間:OCT 23th (Fri.) to NOV 10th (wed)., 2009
2009.10/23(金)〜11/10(水)

協賛:駐日ペルー共和国大使館


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東京都渋谷区神宮前5-51-3 ガレリア2F
プロモ・アルテ

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e-mail:
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"Liberaciun" Oswaldo Higuchi

"La tercera mujer" Oswaldo Higuchi

"Sumision liberada" Oswaldo Higuchi

 


"Oleaje" Gladys Fernandez


"Ocaso" Gladys Fernandez

"Espacios" Gladys Fernandez

 

展示風景

展示風景




展示風景

 





レセプション風景
(ペルー共和国大使)





レセプション風景
(photo by Fabiola Oshiro)

 



レセプション風景
(ペルーの民族衣装)


オズワルド・ヒグチ、時間(とき)のない風景
Los paisajes sin tiempo de Oswaldo Higuchi

 ひとはある一定の年齢にさしかかると、不意に呼び覚まされる記憶(メモリア)が日常性に対する一種の香油(癒(いや)し)の役割を果たすようになる。それは記憶自身の変質でもあり、日常性に耐えるために記憶もまた曖昧化するのだ。はるか彼方より見知らぬ木片が漂着するかのようなこの心象風景には、われわれの個人的な幻影──子供時代の幻影、人生の平穏なるとき、あるいは傷ついたときのそれ──ばかりが集積しているわけではない。むしろそこは、数多の人々の悲しみが打ち寄せる汀(みぎわ)のごとき場所であり、オズワルド・ヒグチのような長くよく知られた経歴を持つ画家にとっては、欠かすことのできない参照系(レフェレンテ)なのである。そして、汀に残された幻影の迸(ほとばし)りあるいは仄(ほの)めかしは、形と色のふるい(・・・)にかけられて画布(カンバス)の上に現出し、多様にして同時なるまなざしが見つめる先の生(ビーダ)が、新奇なるものにではなく、むしろ絶え間なく続くものに対して恐れおののくことを要求するのだ。
 愛とその儀式が永遠であるように、戦争の過ちと恐怖もまた執拗に繰り返されてきた。この両極端な世界のあいだで長きに渡り繰り広げられてきた争いこそが、すべての芸術の根本命題(テマ・エセンシアル)であり、画家の使命は画布の上に彼の世界を常に切り開いてゆくことにある。不和の亀裂が深まる今日、両世界の対立はいや増している。社会格差をもたらした市場原理主義に、イデオロギーに取って代わった宗教・民族対立の脅威がさらに付け加わっている。使い古された恐怖の感情が近代の装いをまとって甦(よみがえ)り、人類が過去より引きずってきた汚辱の祭壇(アルタール)の上で、今日もまた生け贄が捧げられようとしている。だからこそ画家は、先達たちもまたそうしてきたように、画家であると同時に時代の証言者として、そして行動する者として、痛み(ドロール)と慰み(コンスエロ)とを再現しなければならないのである。   
                                          トゥリオ・モラ(Tulio Mora、批評家・詩人)


二人展を開催できる歓び

今秋、ペルーの画家オズワルド・ヒグチと陶芸家グラディス・フェルナンデス─彼女はオズワルドの人生の伴侶でもあります─の作品をプロモ・アルテでご紹介できることを、心から嬉しく思います。
詳しくは拙著『語学の西北──スペイン語の窓から眺めた南米・日本文化模様』(現代書館、2009年刊)所収の「わが良き友よ─ある日系人との出会い」に譲りますが、オズワルドとその家族は、私の最初のペルー留学(1990-91年)以来、常に全面的に支えてくれている無二の友でもあります。そんな親友を日本に迎えることができて、まさに感無量です。
しかしながら、私が今回の二人展の開催を嬉しく思うその理由は、もちろん私的な友情に留まるものではありません。なによりも歓ばしいのは、はるか南米の地に生を受けた芸術家の作品が、ある種の「普遍性」を湛えて私たちの胸に迫ってくるという事実を、こうして確認する機会を提供できるということです。
ヒグチという姓から容易に察せられるように、オズワルドは日本人の祖父母を持つ日系三世です。私たちは、中南米の画家全般に対してつい「ラテン性」を求めてしまうように、彼に対しては、加えて「日系」という「特殊性」までも嗅ぎ取ろうとするかもしれません。しかしそのことによって、オズワルドのいわば無国籍的な画風にもし失望を覚えるとするならば、それは誤っていると申し上げざるをえません。私たちは彼の作品に「日系」の痕跡を探し出すのではなく、むしろ、そうした

 「特殊性」がいかに「普遍性」へと溶け出しているか  ・・・・・ をそこに見出すべきでしょう。

オズワルドがいかに「普遍性」へと到達したのか、その鍵を握っているのは、あるいはパートナーであるグラディスなのかもしれません。互いに寄り添い、高め合ったその結晶をこうして一同に揃えることができたという点でも、今回の二人展の開催には意義があると確信します。
最後に、長年の夢であった今回の企画を実現してくださったプロモ・アルテの古澤久美子氏に、あらためて感謝を申し上げます。

                                          後藤雄介(早稲田大学准教授、中南米史研究)

 
 

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■エドウィン・オズワルド・ヒグチ=オナカ(Edwin Oswaldo HIGUCHI ONAKA)

1948年、ペルー・首都リマ生まれ。1969年、リマ国立芸術大学卒。Aitor Castillo、Milner Cajahuaringa等に師事。リマ市栄誉賞、Entre Nous協会賞ほか受賞。アメリカ大陸諸国、ヨーロッパでの個展開催・グループ展出品など多数。

個展
(海外)
2004 EDIFORギャラリー(仏・パリ)
2002 在カナダ・エルサルバドル大使館ギャラリー(加・オタワ)
1997 PROMO-ARTEギャラリー(東京)
1995 サルト市美術館展(ウルグアイ・サルト)
1995 モンテビデオ市庁舎展(ウルグアイ・モンテビデオ)
1994 バルパライソ大学・EL FAROLサロン展(チリ・バルパライソ)

(ペルー国内)
2008 日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
2001 PRAXISギャラリー
1999 日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
   国立図書館展
1995 TRAPECIOギャラリー
1993 日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
   TRAPECIOギャラリー
1991 TRAPECIOギャラリー

グループ展
(海外)
2007 ART IN THE FLATギャラリー(英・ロンドン)
2006 ART IN THE FLATギャラリー(英・ロンドン)
2001 TRAPECIOギャラリーほか、巡回展(伊・ローマほか)
2000 在コロンビア・ペルー大使館ギャラリーほか、巡回展(コロンビア・ボゴタほか)
1999 TRIO’Sギャラリー(ホンジュラス・テグシガルパ)
   CASA DE ASIAギャラリー(キューバ・ハバナ)
1998 ADDIギャラリー(米・サンフランシスコ)
   BANCO DE CRE´DITOギャラリー(ボリビア・ラパス)
   在エクアドル・ペルー大使館ギャラリー(エクアドル・キト)
   CAJA ECONO´MICA FEDERALギャラリー(ブラジル・ブラジリア)
1997 コペンハーゲン市庁舎展(デンマーク・コペンハーゲン)
   BANCO DE CRE´DITOギャラリー(ボリビア・ラパス)
1996 PROMO-ARTEギャラリー(東京)
1992 ノースカロライナ大学展(米・ノースカロライナ)
   トルーマン・カレッジ展(米・シカゴ)
   LOS TAJIBOSギャラリー(ボリビア・サンタクルス)
   CORAL GABLES展(米・マイアミ)
1991 サンフランシスコ州立大学展(米・サンフランシスコ)

(ペルー国内)
2007 フェデリコ・ビジャレアル大学建築学部創立44周年記念展
1999 日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
1997 ICPNAギャラリー
   SOLギャラリー
1994 LA ROTONDAギャラリー
   米国大使館ギャラリー
   BANCO DE COMERCIOギャラリー
   MODIGLIANIギャラリー
1992 PETROPERU´サロン展
   米国大使館ギャラリー
   国立博物館展
   日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
   SOLギャラリー
   LIBERTADORESギャラリー
1991 日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
   HUMAREDAギャラリー
   ピウラ大学展
1990 TRAPECIOギャラリー
   SOLギャラリー

 

 

グラディス・グラシエラ・フェルナンデス=アリアス(Gladys  Graciela FERNA´NDEZ ARIAS)

ペルー・タララ市生まれ。1969年、リマ国立芸術大学卒。Milner Cajahuaringa、Aitor Castillo、Abril de Vivero等に師事。1990年より、MOA美術館・Fundacio´n Mokichi Okadaで陶芸を学ぶ。1999年、リマで陶芸工房Art’cillaを創立・主催。現在に至る。

グループ展
(海外)
2007 現代モザイク第3回国際ビエンナーレ(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
2006 第26回L’ALCORA国際陶芸コンクール(スペイン・アルコラ)
1999 第6回ラテンアメリカ・ビエンナーレ(チリ・サンティアゴ)

(ペルー国内)
2008 ペルー・ライオンズクラブ64周年記念展
2007 ペルー・ライオンズクラブ63周年記念展
   米国大使館ギャラリー
2006 ペルー・ライオンズクラブ62周年記念展
2005 ESAN展
   ペルー・ライオンズクラブ61周年記念展
2004 日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー
   ペルー・ライオンズクラブ60周年記念展
2003 CAFE´ BAR HABANAギャラリー
2001 STELLA MARISS協会展
2000 国立サンマルコス大学ギャラリー
1999 国立博物館展
   日秘文化会館・RYOICHI JINNAIギャラリー

 
oswald
OSWALDO HIGUCHI & GLADYS FERNANDEZ Exhibition

オズワルド・ヒグチ&グラディス・フェルナンデス展


期間:OCT 23th (Fri.) to NOV 10th (wed)., 2009
2009.10/23(金)〜11/10(水)
 

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