プロモ・アルテ ギャラリー
GALERIA 2F, 5-51-3, Jjingumae,Shibuya-ku,Tokyo,150-0001 phone:03-3400-1995 fax:03-3400-9526

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アベル・バロッソ [タッチパネル電話展] &サンドラ・ラモス [現代の神話展]


期間:2013年12月13日 (金) - 12月24日(火)/2F全フロア
時間:11:00〜19:00(最終日17時迄)月曜休廊
主催:PROMO-ARTE Latin American Art Gallery
企画:古澤久美子(プロモ・アルテ)、正木 基、岡田 有美子
後援:在日キューバ共和国大使館

同時開催:「insularidad-島国であること アベル・バロッソとサンドラ・ラモス」
日時:2013.12.20(金)〜2014.1.13(祝月)
会場:キャンプタルガニーアーティスティックファーム



■ 作品の購入をご希望の方は電話またはe-mailで

東京都渋谷区神宮前5-51-3 ガレリア2F
プロモ・アルテ

tel.:03-3400-1995
e-mail: info@promo-arte.com


この度、キューバ革命以降の第二世代作家で、国際的に注目されているサンドラ・ラモスと、アベル・バロッソの新作品展覧会を開催いたします。
今展は、ラテンアメリカン現代アートの代表としてMOMAをはじめ、海外美術館で多数コレクションされているキューバ人作家二名の新作展覧会となります。アベル・バロッソは、2003年「PROMO-ARTE第三世界のインターネットカフェ展」にて初来日し、その後、MADE IN CUBAモバイルフォンを制作発表。そして今展では、モバイルをより一層進化させた”ローテクキューバのスマートフォン”を手に、約5年ぶりの来日を果たします。

また現在アメリカを中心に活躍中のサンドラは、自画像をモチーフにした「不思議の国のアリス」シリーズ、スーツケースにペイントしたトランクシリーズ、近年ではビデオインスタレーションと、その表現形態を変え、現代キューバ社会における社会主義から解放されたいと願う今や失われてしまったユートピア精神と失望感を反映し続けております。今展は、平面とビデオアニメーションを展示いたします。
進化し続ける島国・キューバ芸術の最先端をご覧いただける貴重な機会となっております。




会場風景



 


会場風景


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会場風景


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作家アベル・バロッソ

会場風景



 


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会場風景

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■アベル・バロッソとサンドラ・ラモスの新作に
正木 基
 
キューバ国立美術館は、毎回のハバナビエンナーレの開催に併せ、国際的に注目されているキューバ人作家の新作展を企画 しています。昨年(2012年)5月の第11回展で は、プロモアルテ・ギャラリーが日本で積極的に紹介してきたアベル・バロッソとサンドラ・ラモス両作家の個展が同時開催されました。いず れも、「社会主義国家キューバと言う小さな島国」と言う視点から、移民、海域、南北世界といったグローバルな問題を捉え返すという発表 で、その後の欧米での、彼らの活動に弾みをつけることとなりました。が、私たちにとっては「資本主義国家日本と言う小さな島国」の歴史と 実情に目をむき直させるものでもありました。本展は、彼ら二人の新作を通して、キューバと日本と言う二つの国の島国性(insularidad)、アイデンティティーについて再考する機会として企画いたします。(企画:正木基、岡田有美子、古澤久美子)
 
アベル・バロッソ
ここ数年、アベル・バロッソの視線は、キューバから見えるグローバリゼーションの問題に向けられている、と思う。例え ば、2011年に始 まったベネズエラ、キューバ間の光ファイバー海底ケーブル敷設計画の不首尾で、キューバは未だ衛星インターネット回線を使用している。そ のため、インターネットを自由に見れないキューバのネット環境は、グローバリゼーションが席巻する世界の一つのエアポケットに思えなくも ない。バロッソは、この10年パソ コン、セルラルフォン、そしてスマートフォンなどMACに’対 抗’するかのようなMANGO印の、 新たな(電子)通信機器というモチーフを多く取り上げてきた。それは、国々の越境をたやすくする電子通信の新機器が相次ぎながら、アメリ カの差配があるのか、キューバにおいて越境の自在性が全うされないこと関連するのだろう。海域に囲まれながら、多様多彩な世界中の人種の 血を混交させてきたキューバが、今なぜ、国境をかくも強固なものとして意識しなければならないのか。バロッソのハンドメイドの木製通信機 器には、キューバと言う島国と世界との自在な交信の思いを読まずにいられない。


■サンドラ・ラモス 作品によせて
岡田有美子/cimarcus代表

海に一本のヤシが生えている。人々は上へ上へと逃げ続けるが、水かさは増し、次々と飲み込まれていく。上まで登りきった赤い服の女の子もついには逃げ場を失い、水に吸い込まれていった。
 アニメーション作品「escape」(2009)には、容赦ない島の現実が映っている。ソ連崩壊を経た激動の90年代に美術家となったラモスは、社会主義という夢が破れた世界で、水に囲われた土地の「外」を夢見る人々の心象風景、歴史を描いてきた。トランクを使った作品群では難民問題を背景に、彼/彼女らが詰め込んだであろう夢や希望と、それとは相反する現実を示唆的な物語としてトランクの中に描いた。いくつかの作品では、彼女自身が漂流するキューバ島として表現される。
 恵みの海は時に死をもたらす。島で生きるものにとっては、外界への道であり壁でもあり、夢と現実を映す鏡となる。ラモスが描いてきた物語は、確かにキューバを強烈に照らすものだが、赤い服の女の子は、この物語が誰のものにでもなりうることを示し、キューバという島を超えて普遍的な感情を扱っている。2011年のハバナビエンナーレでは、空撮されたフロリダ―キューバ間の海の写真の上を歩く“橋”を出現させた。ラモスはビデオや油彩に留まらず、多様な手法で世界の水の流れを見つめてきた。その先に橋が生まれてきたのは、作品の発表を通じ世界とキューバを行き来し構築された関係性が、強固で揺らぎのない確信となってきたからなのかもしれない。



abel2003 ”最先端人間”がアシモと対面 キューバ美術家の「製品」
朝日新聞 2003年5月1日木曜日

ホンダのハイテク二足歩行ロボット「アシモ」とキューバで生まれたローテク木製ロボットが、ご対面ーー。でもなぜか、木製の方はギシギシとすり足で動きがぎこちない。実は、美術家アベル・バロッソさん(31)の作品で、中には作者自身が入っていた。「着ぐるみ」ならぬ「木ぐるみ」だったのです。

東京・青山のホンダのショールーム。トイレで「着替え」た01年製のロボット、その名も「最先端人間」がきしみつつ現れる。歩幅を広げすぎたのか、木製の部品がはずれた。その場で修理をして、やっとアシモが待つステージに。なめらかに歩みよるアシモが英語で話しかけると、最先端人間も少し手をあげる。あとはアシモを見守るばかりで、両者のギャップが笑いを誘う。最後は互いに手を振りあった。

「アシモは洗練されていますね」。バロッソさんが本物のロボットを見るのは実は初めて。「つまり、最先端人間は全くのオリジナルなんです」
バロッソさんは、木版画の版木を使い、パソコンなどを模した立体を作ってきた。今回の出会いも、東京で個展を開いたのを機に企画された。

「キューバではパソコンはとても高価。だからあり得ないような最先端の表現を、と作ってきたんです」。そんなアイロニーもはらんでいる。

体の表面は版木。印刷すれば同形の紙のロボットが生産されるしくみだ。版木の絵は最先端人間ができることづくしになっている。「銀行の機能もあるし、車も運転できる。本当のロボットにもそこまでは絶対出来ないだろう、という、これも皮肉なんです」

最先端人間は15カ国語が分かるとか。「うーん、まだサウンドシステムがないんだ。次回作には可能性があるけどね」(大西若人)


 

アベル・バロッソ Abel Barroso



1971 キューバ、ピナール・デル・リオ生まれ。
1990 ENA(国立造形芸術学校)卒業。
1995 ISA(国立芸術院)卒業。



個展歴 (2002年以前省略)

2013 「タッチパネル電話展」プロモ・アルテ ギャラリー(日本)
2012 「アベル・バロッソ展」Michel Soskine Inc. Gallery(スペイン)
2011 共有都市展」Shen zhen Fine Art Institute (中国)
2010  「実際の壁/仮想の壁展」ボルドーEspace Saint Remi (フランス)
「実際の壁/ 仮想の壁展」Villa Manuela Gallery (キューバ)
「サービスエリア 展」Misionera San Antonio Maria Claret Animation Cultural Center (キューバ)
2008 「アベル・バロッソ展」プロモ・アルテ ギャラリー (日本)
2006 「君の島と私の島をどう思いますか?」展 エスパシオギャラリー (スペイン)
「冷戦は終わった、グロバリゼーションの到来だ」展セルバンドギャラリー (キューバ)
2005 「何でも少量」展ピナルデルリオ美術館 (キューバ)
2004 「アベルバロッソ展」Lisa Setteギャラリー (アメリカ)
2003 「最先端技術展」23&12ギャラリー (キューバ)
「第3世界の自動車展」ラカソナギャラリー (キューバ)
「第3世界のインターネットカフェ展」プロモ・アルテギャラリー(日本)


グループ展歴 (2003年以前省略)

2012 「 ブルッセル国際アートフェアー」Madrid Michel Soskine Inc. Gallery(ベルギー)
「 夢と予感展」東京プロモ・アルテギャラリー(日本)
「 マドリッド国際現代アートフェアー」 Madrid Michel Soskine Inc. Gallery(スペイン)
「Art Wynwood展Art Wynwood国際現代アートフェアー」 マイアミ・パンアメリカンアートプロジェクトギャラリー(アメリカ)
「Art Wynwood展Art Wynwood国際現代アートフェアー」 ベネズエラ・フアンルイスギャラリー(アメリカ)
「熱帯地域の間で 46 05’: キューバ/ブラジル展」Caixa Cultural Rio de Janeiro(ブラジル)
2011 「 UNEAC50周年記念 50 en los 50展」ラスアカシアスギャラリー(キューバ)
「 マイアミ国際アートフェアー”マイアミアート”」パンアメリカンアートプロジェクトギャラリー(アメリカ)
「 マイアミ国際アートフェアー”マイアミアート”」ベネズエラ・フアン・ルイス・ギャラリー(アメリカ)
「 拡大中のカリブ展」Recontre Fonds Saint-Jacques文化センター(マルティニーク島)
「 キューバンプロジェクト展」オハヨ州現代アート美術館 (MOCA)(アメリカ)
「 PINTA現代アートフェアーNY」ロンドンパンアメリカンアートプロジェクトギャラリー(アメリカ)
「 Living in Havana展」Marlborough Gallery, N.Y.(アメリカ)
「 読み方を覚えました展」ラテンアメリカ美術のイメージとテキスト、 ウィフレドラム現代美術センター、Biblioteca Ruben Martinez(キューバ)
「 新進気鋭のキューバ作家展」東京プロモ・アルテギャラリー(日本)
「 Cuban Gold: Viva la reproduccion展」ロンドンプリンツスタジオ(イギリス)
「3大陸作品と他 展」 ウィフレドラム現代美術センター(キューバ)
2010  「現代美術の収集展」The FUND at ASU Art Museam,アリゾナ州立大学美術館(アメリカ)
「キューバのポートレート展」ウィフレドラム現代美術センター(キューバ)
「キューバアバンギャルド北京2010」Xin Dong Cheng Space for Contemporary Art(中国)
「 Ferber Collection キューバ現代美術キューバアバンギャルド展」Katonah Museum of Art, N.Y.(アメリカ)
「El azar concurrente展」キューバ美術パビリオン、第1回ポルトガルビエンナーレ(ポルトガル)
「コレクション展」Katonah Museum of Art N.Y.(アメリカ)
「 Ferber Collection キューバ現代美術キューバアバンギャルド展」マイアミ大学Lowe Art Museum(アメリカ)
「Pieza Unica展」Delegacion del Principado de Asturias(スペイン)
「相補極性:キューバからの新作品展」Tulane大学ニューオリンズ美術館(アメリカ)
2009 「Antecomienzo」ハバナ工房(キューバ)
「Confluencias IIキューバ現代美術インサイド」ニューメキシコ国立ヒスパニック文化センターアートミュシアム(NHCC)(アメリカ)
「Making Connections: キューバ現代版画家達」シカゴLaconiaギャラリー(アメリカ)
「第10回ハバナビエンナーレ」サンカルロス・デ・ラ・カバーニャ(キューバ)
「キューバ現代美術展 第10回ハバナビエンナーレ」 PABEXPO(キューバ)
「Glamour de Occidente展 第10回ハバナビエンナーレ」Casa de Mexico(キューバ)
「Glamour de Occidente展」Recontre Fonds Saint-Jacques文化センター(マルティニーク島)
ロスアンゼルス国際アートフェアー」Couturier Gallery(アメリカ)
2008 「第1回コレクション展」トロントAd Hoc Cuban Art (カナダ)
「カリビアンアート展」 Muse´e d´Aquitaine (フランス)
「僕の島は町である展」ミラノBovisaビエンナーレ (イタリア)
「芸術一色キューバ人作家14人」展マドリッドカーサデアメリカ (スペイン)
2007 「Haming Devices」タンパサウスフロリダ大学美術館 (アメリカ)
「鏡にうつる今日のキューバンアート」展Allegroギャラリー (パナマ)
「Huella Multiple展」 「第2回グラフィック作品イベロアメリカンビエンナーレ」 (スペイン)
「Farber Collectionキューバアヴァンギャルド+キューバ現代アート」展 Samuel P. Harn美術館 (アメリカ)
「取扱説明書展」マドリッドカーサデアメリカ (スペイン)  
「取扱説明書展」グランパレデュパリ (フランス)
「取扱説明書展」ミラノBovisaトリエンナーレ (イタリア)
2006 「芸術は金なり/金は芸術なり」展 The Mary Brogan科学と芸術館 (アメリカ)
「エスタンパフェアー」Palacio de Cristal Casa de Campo (スペイン)
「La Huella Multiple」San Francisco de Asis(キューバ)
2005 「BARUCH COLLEGE」シドニーMishkinギャラリー(オーストラリア)
2004 「遠近法展」106ギャラリー (アメリカ)
「技術と未来展」BROGAN芸術と科学館 (アメリカ)
「サンフアン版画トリエンナーレ展」 (プエルトリコ)
「国際領海での漁業展」The Blanton Museum of Art Austin (アメリカ)
全国版画との出会い「dando y dando展」Ruben Mtnez Villena図書館 (キューバ)
「夢をみるのはタダ」展Servandoギャラリー (キューバ)
「キューバンアートの新しい道展」国立美術ギャラリー (マレーシア)
「多彩な足跡展」プロモ・アルテ ギャラリー (日本)
「マドリッド国際現代美術際ARCO-2004」展PARQUE FERIAL JUAN CARLOS I (スペイン)
「Gadgets & Gizmos展」ASU美術館ネルソンファインアートセンター (アメリカ)
第6回ハバナビエンナーレ「笑みをつくる方法論展」芸術/ヴィジュアルアート促進センター (キューバ)
「Figuras e Mitos na Gravura Contemporanea」展 (ブラジル)
Abel Barroso Arencibia “La ciudad en su laberinto”


パブリックコレクション


エセックス大学 ラテンアメリカンアートコレクション(イギリス)
ポーク美術館(アメリカ)
ニューヨーク近代美術館(アメリカ)
アリゾナ州立大学美術館(アメリカ)
ハバナ国立美術館(キューバ)
ビジュアルアーツ開発センター(キューバ)
ロンバードファインアーツNY(アメリカ)
USFタンパアートミュジアム(アメリカ)
ミネアポリスアートミュジアム(アメリカ)
ウィフレドラムセンター(キューバ)
グラフィックミュジアム、シュライナー財団(ドイツ)
ワシントンナショナルアートギャラリー(アメリカ)
ASUアリゾナアートミュジアム(アメリカ)
バカルディ財団(アメリカ)
他カナダ、日本の個人コレクター



 
アベル・バロッソ2014年新作品 公開映像


アベル・バロッソについて
イリーナ・レイバペレス

 バロッソは作品を作る際、その独創性を強調するためにわざと“ルスティック”な仕上げをした。スギで制作した機械はいかにも遊び心満載で作られたことがはっきりとわかる。テクノロジーの後進性を提示しながら、彼の作品に欠けているものを、ある種究極の”言い訳”として解決してしまうような鋭い創意性がそこにはあるのだ。彼の作品から感じ取れるアイロニックな雰囲気は、彼の祖国の新しい社会構造がどれだけ外部の存在に影響を受けたかを賢明に語っている。この外部との交流が現代キューバ社会を動かすきっかけになったことは言うまでもない。

 バロッソは作品に内在するその性質を元に、非常に個人的で独特な世界観を展開した。プリントするのではなく、木版そのものを用いることで芸術作品にまで高めた。彼の作品は、色彩や完璧な仕上がりといった面において、表面的で一目を引くような要素が省かれているため全体的に地味である。概念的に彼の作品は自分で選んだ対象物に常に痛烈なアプローチをしてきた傾向がある。キューバ芸術には風刺的でウイットに富む、という伝統があり、彼はそれを忠実に守りながら、見るからに初々しくのんきな雰囲気のする作品の背後に、政治的な意味合いを覆い隠しているのだ。彼は新しい社会秩序を遊び心を持った目線で提示している。つまり、より古い構造は完全にすたれてしまい、新しい秩序が別の世界の者から押し付けられ、それゆえ自分たちの前には新しい社会のシナリオが持ち込まれている、という事実を問いかけているのだ。
 

サンドラ・ラモス Sandra Ramos



1988 - 93 高等芸術専門学校 (キューバ)
1985 - 88 サン・アレハンドロアカデミー (キューバ)
1983 - 85 ビジュアルアート初等教育 (キューバ)



個展歴(抜粋)(2002年以前省略)

2013 「過去、現在、未来をつなぐ橋:サンドラ・ラモスの最新作」 フォートスミス美術館 (アーカンソー州)
2012 「サンドラ・ラモス アメリカンドリームへの旅」 Accola Griefenギャラリー (ニューヨーク)
「架け橋:遠くと近くを結んだ橋」 第11回ハバナビエンナーレ ハバナ国立美術館
2011 サンドラ・ラモス:90 Miles : Living In The Vortex.」 Dot Fiftyoneギャラリー (マイアミ)
2010  「エクソダス サンドラ・ラモスの新作」 メイヤーファインアートギャラリー (ノーフォーク、バージニア州)
「3D サンドラ・ラモス」 Salle Zero. Alianza Francesa. (ハバナ)
2009 「ユートピアの崩壊」 Villa Manuelaギャラリー (ハバナ)
2007 「サンドラ・ラモス」 フレイザーギャラリー (ワシントン)
「サンドラ・ラモス」 プロモ・アルテ ギャラリー(東京)
2006 「エスケープ C5コレクション」 サンティアゴ・デ・コンポステーラ (スペイン)
「黄昏から夜明けまで」 プロモ・アルテ ギャラリー (東京)
「Fast-Forward II - サンドラ・ラモス」 ICAIC文化センター(ハバナ)
「サンドラ・ラモス. 島の被造物 La Barbera.」 現代美術センター(アリカンテ、スペイン)
2004 「暗い講義」 ハバナギャラリー (ハバナ)
「悲しみの海」 フレイザーギャラリー (ワシントン)
「エルサ・モラ & サンドラ・ラモス」 パンアメリカ・アートギャラリー (ダラス)
2003 「難破 サンドラ・ラモス 絵画とインスタレーション」シチズンギャラリー、府中美術館 (東京)
「不眠の予感」 プロモ・アルテ ギャラリー (東京)


グループ展歴(抜粋)(2009年以前省略)

2013 「苦悩と熱意:"What Do You Do With Your Revolution Once You’ve Got It? "」Cornerhouse & The Library Theatre Company(マンチェスター・米国)
「苦悩と熱意:"What Do You Do With Your Revolution Once You’ve Got It? "」グレート・マンチェスター・アート・センター(マンチェスター・米国)
「2013ヴェニス・ビエンナーレ>キューバ・パビリオン」Palazzo Reale国立博物館(ヴェネチア・イタリー)
「キューバ永遠に」The Pizzuti Collection (オハヨ・米国) 
2012 「本と版画・キューバの作家1985-2008」展 Cantor Art Gallery. College of Holy Cross Worcester(マサチューセッツ・米国)
「Restless: Recent Acquisitions from the MAM Collection」展マイアミ・アート・ミュージアム(マイアミ・米国)
「Haciendo Presión.キューバ現代版画」展. 第9回ハバナビエンナーレ複合展示 La Cabana(ハバナ・キューバ)
「Las Metáforas del cambio」展第9回ハバナビエンナーレ複合展示 Factoría Habana(ハバナ・キューバ)
「革命はテレビ中継されないRevolution not televised」展 The Bronx Museum of the Arts. (ニューヨーク・米国)
「The Latin American & Caribbean Contemporary Art Exhibition"TODAY"」プロモ・アルテギャラリー(東京)
2011 「地平線の島々」展Clément基金(マルティニック島)
「地平線の島々」展ウィフレド・ラム現代アートセンター(ハバナ・キューバ)
「地平線の島々」展ドミニカ共和国モダンアート・ミュージアム(ドミニカ共和国)
「Diaspora, Identity, and Race: Cuba Today」展オレゴン大学/Focus Gallery Jordan Schnitzer Museum of Art(オレゴン・米国)
「Cuba Now 」展21C ミュージアム ホテル(ケンタッキー・米国)
「キューバン・ゴールド>複製製造ばんざ〜い」展キューバ版画家による版画作品、ロンドンプリント工房(ロンドン・英国)
「Polaridad Complementaria新作品」展Housatonic Museum of Art, Bridgeport, CT(ブリッジポート・米国)
「Polaridad Complementaria新作品」展ウォーターフロント・パーク・シティー・ギャラリー(チャールストン・米国)
「お誘い>The Pizzuti Collection selected works by woman artists(オハヨ・米国)
「キューバン・ヴィジョン>キューバン現代アート」展メトロポリタン・パビリオン(ニューヨーク・米国)
「ラテンアメリカの危機>Arte y confrontacion1910-2010」展メキシコ国立芸術院(メキシコシティー・メキシコ)
2010  「ラティナス」展The Roslyn Nassau Country Museum of Art(ニューヨーク・米国)
「Polaridad Complementaria新作品」展ニューオリンズ・アート・ミュジアムとNewcomb Art Gallery(ニューオリンズ・米国)
「Ferber現代アートコレクション"キューバン・アヴァンギャルド"」展Lowe Art Museum(マイアミ・米国)
「唯一の作品"Pieza Unica"」展マドリード・アストゥリアス公国代表団展示会場(マドリード・スペイン)
2010 「Don't call me pretty: Women in Art」パンアメリカン・アート・プロジェクト(マイアミ・米国)
「地平線の島々」展La Regentaアートセンター(カナリア島・スペイン)
「キューバ現代アート花>嘘と革命」展シェルダン・アート・ミュジアム(ネブラスカ・米国)
「アリシア・アロンソDances here tonight」展Magnan Metz Gallery(ニューヨーク・米国)
「ポルトガル・アート10」リスボン・ビエンナーレ展(リスボン・ポルトガル)
「デジタル・オーシャン」Sala Puerta Nueva(コルドバ・ポルトガル)
「北京キューバン・アヴァンギャルド2010」展Dong Cheng Space for Contemporary Art (北京・中国)


パブリックコレクション


カサ・デ・ラス・アメリカス(ハバナ、キューバ)
府中市美術館(東京、日本)
グラフィックミュージアムカーペンター財団(バートステーベン、ドイツ)
国立美術館(ハバナ、キューバ)
フォートローダーデール美術館(フロリダ州、アメリカ)
アリゾナ大学美術館(アメリカ)
ジョンソン美術館(アメリカ)
ファーバー・コレクション(アメリカ)
ルートヴィヒ・フォーラム(アーヘン、ドイツ)
エセックス大学 ラテンアメリカンアートコレクション(イギリス)
ボストン美術館(アメリカ)
ニューヨーク近代美術館(アメリカ)
シェリー&ドナルド·ルビン財団(アメリカ)
バージニア大学(アメリカ)
21Cミュージアムホテル(アメリカ)
ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団(ウィーン、オーストリア)
  “ 現代の神話 ”

“現代の神話” シリーズにおいて私が試みようとしたのは、古代ギリシャ・ローマ時代の神話・物語と現代キューバの社会政治的な文脈との対話であります。私の作品は熟慮を重ねつつも、皮肉たっぷりに神話やそこに出てくる人物を描いています。例えば、ナルキッソス、ユリシーズ、パルカエ、スキュラ、カリュブディスなど様々な人物を描写しました。こういった古い物語や翻訳本など、その対象を近代のビジュアルイメージになぞらえて何度も読書を重ねることにより、いまだに普遍的な価値を持ち続けるこれらの物語のエッセンスを甦らせ、そして再解釈しようと試みたのです。そして、絶え間ない人間への探求心、あるいは野心というものを盛り込みました。

作品を作る際、版画、絵画、素描、アニメーション、そしてインスタレーションと多様な方法を用いました。多くの作品には私が生きた世代のシンボル的な存在であるパイオニアガール、つまり私の分身が出てきます。この少女の役割というのは(一種の自画像ではありますが)、暗示的に私の祖国における現代の物語を語ることでした。これらの作品にはまた、キューバ政治を風刺した漫画の古いキャラクターも登場します。例えば、LiborioやEl Bobo de Abelaなど、20世紀前半、キューバ政府、キューバ市民に対して非順応主義を唱えていたシンボルでした。或は、当時人気のあったヒネテラ(キューバの売春婦)や官僚なども描きました。アニメーションを盛り込んだ作品として「難破」、「逃亡」、「難破の描写」、「飼育」、「堤防」がありますが、これらの作品はキューバの歴史や主要な人物に焦点を当て、視覚的な物語を確立しました。この中で私はキューバの歴史の主な出来事に隠された一連の物語の流れをユーモラスに再解釈しています。これらの物語は、キューバ革命という社会事業により、失われたものや挫折感、不安定な心理状態といったものを、批判的かつ比喩的に視覚化しているのです。

サンドラ ・ ラモス
 
 

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