ネルソン・ドミンゲスが国民栄誉賞を受賞 (2009)

この賞を受賞した時、私はキューバのスポーツ選手達が勝利を得た瞬間、ある人に感謝していたことを思い出しました。私も今、厳かな気持ちでこの賞をある方々に捧げたいと思います。文化に多大な貢献をしてきたFidel、そして私の恩師Adigio Benitez、キューバ絵画学校の偉大なる画家達、若くして亡くなったが生きていればこの賞を受賞したであろうAcosta Leon、芸術学校の恩師達、Sierra Maestraを卒業した時この道へと導き下さった人生の初期に影響を与えた人々、今まで私を支えてくれた友人、そして私を肯定的な目で見て下さる人々・・・

独特のユーモアと歓喜を失わない様子からネルソン・ドミンゲスが感動しているのは明らかで、2009年度の造形美術国民栄誉賞の受賞をこのように感謝した。授賞式は、ハバナビエハ市のサンフランシスコ・デ・アシス修道院で行われ、Abel Prieto文化大臣、Ruben del Valle Lantaron造形美術国立協議会会長、彫刻家Jose Villa(前回の受賞者)から授与した。審議会にはLuz Merino Acosta、 Adigio Benitez、 Manuel Lopez Oliva、 Osnelo Garcia、 Pedro Pablo Oliva、 Hector Villaverde、 Virginia Alberdi、 Maria Milian、 Jorge Braulio Rodriguez、 Isabel Perezといった重要なメンバーが参加し、審査員の審議内容を読み上げたJose Villaは、ネルソン・ドミンゲスの作品は多様性に富み、絵画、デッサン、陶芸、彫刻、版画など全ての作品に彼の厳格さが伺えるとコメントした。そして「この作家が作る作品の中では、実験、体系的な創造活動、振興活動、自身が与えられてきた(教育されてきた)ものがひとつになり、芸術家としての規範があふれている」とその素晴らしさを表現した。

また、芸術家であるManuel Lopez Olivaは、この大変名誉ある受賞に賞賛の言葉を送る一方で、ネルソン・ドミンゲスのことを空気、景色、我々の周りにあるすべての要素を描く作家であると述べた。なぜなら彼はキューバ芸術にすでに根ざし、幼少の頃から東部の山々に出かけ完全に自然に自己を見出した作家だからである。「彼にとって欠けていたのは賞ではなく、このような重要な賞をもらって名をなすことだったのです」と作曲家であり歌手でもあるLiuba Maria Heviaは最高の言葉で受賞セレモニーの夕べを締めくくった。